戦評と言うよりも感想。UEFAチャンピオンズリーグ決勝 ユベントス VS レアルマドリード

日時 2017年6月4日(土)27:45※日本時間
試合会場 ミレニアム・スタジアム
試合結果 1-4 レアル・マドリード勝利

当初は、ちゃんとした戦評を書こうと思って見ていたのだが、正直、このレベルになると選手一人一人が宇宙人レベルで、見ていても試合の展開に頭が追い付かないので、途中からは、一つ一つのプレーに対して「すげー」とか「惜しい」とか、殆ど思考停止しながら観戦している状態だった。

ユベントス フォーメーション
イグアイン
マンジュキッチ ディバラ アウベス
ケディラ ピャニッチ
サンドロ キエッリーニ ボヌッチ バルザーリ
ブッフォン
レアル フォーメーション
ベンゼマ ロナウド
イスコ
クロース モドリッチ
カゼミーロ
マルセロ ラモス バラン カルバハル
ナバス

一つ言えるのは、レアルの先制点、2点目はいずれもユーベの選手に当たってのものだったので、そこは1つ、運の要素、というものもあったと思う。ただし、ユーベ側も、マンジュキッチのゴールはスーパーゴールで、再現できるか、というと難しいゴールだったので、結果としては妥当な結果だったと思う。

試合を通じて感じたのは、強敵に相対する試合に慣れているかどうか、という部分で、ユーベは終盤に運動量であったり、集中力が落ちてしまっていたのに対して、レアルは最後までそこが落ちなかったので、やはり国内リーグで普段からバルサ、アトレティコ、セビージャといったヨーロッパの舞台でも上位に進む力のあるチームと戦っているチームはタフだな、ということを感じた。
スケジュールが逼迫している状態だと、強敵が多いリーグを戦いながらチャンピオンズリーグを戦うのは不利な面もあるのだが、充分な休養が与えられた状態であれば、やはり国内リーグでどれだけレベルの高い争いをしているのか、というところが重要になるのかなと。過去にユーベが優勝した時代は、ユーベ以外にも、ミラン、インテルと言ったチームがセリエA内でしのぎを削っていた時代なので。
つまり、セリエAのチームがヨーロッパの舞台で復権するためには、もはやユーベだけの力では足りない、寧ろ、ユーベ以外のチームが、国内リーグでユーベの一強を許さないような競争力を育む必要がある、それを感じた試合だった。